ABEMAプレミアムでMリーグを視る#3~Mリーグの実況・解説・リポーター

ABEMAプレミアムでMリーグを視る#3~Mリーグの実況・解説・リポーター
ニナ
ニナ

Mリーグの放送が盛り上がるために、次の方たちの存在も大事です。

・試合の展開を伝える実況者。

・同じプロの視点から、選手の打牌理由などを推察して視聴者が生じるであろう疑問に応える解説者。

・試合後、選手の対局中の思考などを聞き出すリポーター。

Mリーグの実況と解説とリポーター

Mリーグを見るにあたり、プレイをする選手はもちろんのこと、この人たちがいるからさらに盛り上がるという実況者と解説者、そしてリポーターたちについてもご紹介します。

Mリーグの実況者(2021シーズン)

現在、Mリーグ公式実況者は次のお三方です。

  • 小林 未沙
  • 松嶋 桃
  • 日吉 辰哉

まずは、小林未沙さん。声優やナレーション業を主軸に活躍しているようだが、元プロ雀士だっただけあって、活舌も良ければ内容もわかりやすい実況を披露。Mリーグ以前のRTDリーグでも実況者であったことから、安定感抜群です。2021年の春にお子さんが産まれたことで、2021シーズンの10月スタート時はお休みしていたが、年が明けて復帰されています。

続いて、松嶋 桃プロ。こちらは日本麻雀プロ協会所属の現役雀士。可愛らしい風貌と語り口もさることながら、京大法学部卒の才媛ということで、才色兼備とはまさにこのこと。解説の強靭なおじさまがたをうまく転がしているのも、見どころのひとつ(笑)。

そして、日吉 辰哉プロ。この方も現役雀士。日本プロ麻雀連盟所属。往年の古舘伊知郎ばりの雄叫び実況がクセになるファンも多いと思われます。個人的に私も彼の実況日はウキウキします。その盛り上げで一時は喉を壊して手術もしたようなので、大事にしていただきたいところ。実況時はすらすらとよどみないのに、原稿のアナウンス部分が噛み噛みになることがあるのはご愛敬。

Mリーグの解説者(2021シーズン)

Mリーグ公式解説者は、このお三方。プロ雀士としてもトップレベルの実力者たちです。

  • 土田 浩翔
  • 渋川 難波
  • 藤崎 智

まずは、土田 浩翔プロ。古くからの麻雀ファンは、フジテレビ「割れ目でポン」の解説でもお馴染みかもしれません。愛称「トイツ王子」というだけあって、チートイツを得意手とし、若かりし頃はかなりのイケメンだった模様。現在は最高位戦日本麻雀プロ協会に所属されていますが、過去には日本麻雀プロ連盟に所属してリーグ最高峰の鳳凰位も獲得した実力者。普段はちょっとオカルト(運とか気とか)要素が好きな面白いおじさまという感じですが、決め手になりそうな局面ではさすが実力者!としびれるような解説が楽しめます。

続いて、渋川 難波プロ。プレイしている雀士が「なぜこれを切ったのか」「なぜ鳴いたのか」などの視聴者が知りたいことをずばり解説をしてくれるのがこの人。Mリーグ開設の2年目の2019シーズンから招聘された記憶がありますが、当時から自団体の最上位リーグに所属はしていたものの「これから台頭してくるであろう次世代の若き雀士」という感がありました。それから約2年半、今季所属する日本麻雀プロ協会の最高峰「雀王」を獲得。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。現在「次のMリーガーに最も近い雀士」といっても過言ではないと思います。しかし彼の解説はド素人の私が聞いても本当に素晴らしく、解説が聞けなくなるのも大きな痛手なのです。これは製作者やファンの方々の共通の意見ではないでしょうか。Mリーガーでも見たい、解説者としても聞きたい貴重な逸材ですね。

そして、藤崎 智プロ。この方は2019-2020シーズンにコナミ麻雀格闘倶楽部所属のMリーガーでもありました。そして所属する日本麻雀プロ連盟の最高峰「鳳凰位」に、2013年と2019年の2度もタイトルを獲得しているのです。飄々とした朴訥とした語り口にお人柄が現れます。

リポーター

  • 松本 佳代

そして、忘れてはならない対局終了後のインタビューをする、まつかよこと松本佳代さん。ご本人も「週に8回麻雀を打つ」ほどの麻雀好きのようで、芸能人や有名人の対局番組でお見掛けすることもあります。バラエティ系の番組でははっちゃけた雰囲気の明るいまつかよさんですが、インタビューではキリっと的を射た切り口で、選手の思考を引き出し視聴者の疑問に思ったことを埋めてくれています。

そんな唯一無二の存在の松本佳代さんですが、万一のための代打育成(?)として、何回か伊藤友里さんがリポーターとして登場しています。登場回数が少ないため、毎回緊張はされると思いますが、今後ますます活躍していただきたいと思います。

ニナ
ニナ

安定の渋川プロの解説は、誰と組んでも満足感の高いMリーグの放送を楽しめます。実力があるからこそ見極めることができますが、実力があるからと言ってそれを瞬時に言語化するのは難しいところ。本当に適材を見つけてきたなという感じです。

それとはまた違った形で、「オカルト」色の強い『実況:日吉プロ、解説:土田プロ』の放送は、麻雀のエンターテインメント性を感じる番組としてわくわく感が高まります。