ABEMAプレミアムでMリーグを視る#2~Mリーグの選手【Mリーガー】は誰?

ABEMAプレミアムでMリーグを視る#2~Mリーグの選手【Mリーガー】は誰?
ニナ
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例年10月から開催する競技麻雀の選抜されたプロのリーグであるMリーグ。絶賛ABEMAで配信中です。

誰がMリーガーなの?Mリーガーってどんな人?という疑問にお応えして、私見も交えたMリーガー紹介します。

Mリーガーの紹介

ニナ
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現Mリーガー32名をドラフトで呼ばれた順に掲載します。

第1回(2018年)ドラフト指名選手

01園田 賢  /ドリブンズ・最高位戦 愛称:麻雀賢者|王道のリーチから仕掛けまで様々な手を駆使する実力者。自団体の最高リーグでもかなりの確率で決勝に進んでいます。自らの麻雀思考を大いに語りたいタイプ。試合後のインタビューは勝っても負けても長めなのはMリーグファンにはおなじみです。自分のyoutubeちゃんねるでも試合後に牌譜検討動画を配信。

02二階堂 亜紀/風林火山・連盟 愛称:卓上の舞姫 | 若くして麻雀プロになり、女流麻雀プロの代名詞的存在です。二階堂姉妹の妹。雀風は守備型。対局中は厳しい表情を見せますが、素顔は笑い上戸のようでyoutubeるみあきちゃんねるやABEMAプレミアムのオフショットから垣間見れます。

03佐々木 寿人/コナミ・連盟  愛称:魔王、麻雀攻めダルマ | 一般的に愚形なリーチを多用するが、「ガラクタリーチ」と呼ばれている。またホンイツに進むことも多く、自ら「ホンイツコンサルタント」と呼称。攻撃型のように見えるが、守りにも強い。自団体(連盟)の現鳳凰位。

04多井 隆晴 /ABEMAS・RMU 愛称:最速最強 | 自他ともに認める現麻雀界の顔的存在でエース格。数々のタイトルを獲得。対局中は表情を顔に出すタイプで、ネットでは顔芸と呼ばれることも。芸人並みの話術と的を射た内容で解説も第一人者といえます。麻雀普及のためyoutubeで「たかちゃんねる」を開設し、登録者数13万人超とyoutuberとしても活躍中。

05魚谷 侑未 /セガサミー・連盟  愛称:最速マーメイド 、ゆーみん| プロ雀士の間でも、女流最強との評価が高い。タイトル多数。若い頃はツインテールの不思議ちゃん要素もあったが、近年は人妻になったこともあるのか清楚な風貌で素敵なお姉さん感を醸し出しています。

06萩原 聖人 /雷電・連盟 | 一流の俳優としても圧倒的な知名度があるMリーグの広告塔。この人のおかげで初期のMリーグの注目が集まったのは言うまでもありません。Mリーガーは各団体のトッププレイヤーが多いこともあり、通年の成績は芳しくない。今季はチームごと大低迷なので、今後の進退がやや心配です。

07小林 剛  /パイレーツ・連合 愛称:ロボ、麻雀サイボーグ、船長 | 若い頃からデジタル思考の寵児とされ、冷静沈着でスピード重視し、鳴きを多用。ポンチーで鳴いて速くあがることこそが最大の防御とも。ツキがあるとか流れとかを一笑に付すのが特徴のひとつですが、もはや本人も含めてネタ化されています。

08村上 淳  /ドリブンズ・最高位戦   愛称: リーチ超人| リーチはもちろんポンやチーの発声は誰よりも元気な選手。メンゼンで手を作りリーチをかけるのがクローズアップされますが、守備がらみでチートイツも得意。Mリーグは対戦中にピンマイクをつけるため、鼻をすすったりかんだりする音を拾われ、たまにネットで炎上してしまうのがお気の毒。

09滝沢 和典 /風林火山→コナミ・連盟   愛称:麻雀バガボンド | 麻雀界を代表するイケメン。麻雀牌をつもったり切ったりの所作の美しさでも有名。Mリーグ開設前の時期にスランプに陥っていたため、多くの選手が会場に集まっていた初回のドラフトでは「どうせ選ばれないだろう」と家で子守をしており、選抜選手で唯一会場にいなかったようです。

10高宮 まり /コナミ・連盟   愛称:淑女なベルセルク | 可憐なルックスと細身なのにグラマラスなスタイルでグラビアでも活躍する選手。Mリーグで見る卓上での凛とした表情は「綺麗な人だなぁ」と同姓ながらも見惚れるものが。 雀風は攻めっ気の強さを感じることが多く、叩き出す高得点も魅力。一方オフショットを見るとほんのり茨城弁もあり、気のいいねーちゃん感でほっこり。

11白鳥 翔  /ABEMAS・連盟   愛称:供託泥棒、魔法少女 | 髪型・髪色が変幻自在で見るたびにチェンジしてくるのが見どころのひとつ。世代の中ではタイトルもいくつか獲得しており実力派でもある。個人的には自団体のリーグをあとひとつ駆けあがって欲しいところ。流局が続いたところで良くあがることが目立ち、積まれた供託を奪っていくことから供託泥棒との相性があるけれど、本人曰く「正しく取得しているので泥棒ではない」とのことでごもっとも。

12近藤 誠一 /セガサミー・最高位戦   愛称:大魔神の系譜 | 素顔はビールと温泉をこよなく愛する気の良いおじさん。しかし対局となるとキリっと険しい表情で闘いに挑み、開けてみたら役満をはじめとする大物手になること多数。大三元テンパイで、發をつもった時の「カッ」の発声は視聴者の心も鷲掴み。所属するセガサミーでは、Mリーグのチームで珍しい紅一点ならぬ黒一点。

13瀬戸熊 直樹/雷電・連盟   愛称: 卓上の暴君| 普段の紳士的な対応から、卓上では容赦なく勝ち上がるサマを「卓上の暴君」と呼ばれているのかと。瀬戸熊選手が連荘で勝って手が付けられない状態になるのを「クマクマタイム」と呼ばれていますが、今季はあまり見ることができず寂しい限り。プロ麻雀界のひとつの勲章である現最強位なのでMリーグでももうひと踏ん張りの奮起を待ち望んでいるファンも多いことでしょう。

14朝倉 康心 /パイレーツ・最高位戦   愛称:アサピン | ネット麻雀の最高峰である天鳳位を2度獲っている実力者。ガラスのメンタルと呼ばれることもありますが、その繊細さも魅力のひとつ。自団体では最高リーグに所属ながらも、昨季は育休と取得してお休みしたイクメンでもあるようです。

15鈴木 たろう/ドリブンズ・最高位戦   愛称: ゼウスの選択|以前所属していた協会が「トップが点数稼ぎに有利」なルールの影響もあってか、トップ獲りを目指す攻めっ気の強い麻雀が特徴。一般的にその選択はしないだろうという打牌が見事に当たって大きな手役になることこそが「ゼウスの選択」。2020年シリーズのセミファイナルで、タンヤオ・ツモリ三暗刻のテンパイ(シュンツのカンチャンでアガリ)を取らず、四暗刻に育て上げて大きなトップを獲ったのは「欲張りたろうさん」ならでは。

16勝又 健志 /風林火山・連盟   愛称:麻雀IQ220 | 同卓者の配牌や積まれた牌の状況の「読む力」が抜群と言われる勝又プロ。理論的な思考はゲスト解説の時にお目にかかることがありますが、その昔は自団体の実況もやっていて評判だったとのこと。しかし、自団体の最高峰鳳凰位を取得したことから、実況はしなくなった模様。一度見てみたかったです、残念。ひとり実況解説もできそうです。

17松本 吉弘 /ABEMAS・協会   愛称:卓上のヒットマン | 2022年1月現在で、男性Mリーガーで一番の若手。長身と強面の風貌をキャラクターとしているようですが、人の懐に入るのが上手な好青年ともっぱらの噂。バランスの良い打ち手のように見えますが、いざ押すときの押しっぷりの強さが好成績を残し、ABEMASでも若きエースの風格が。

18茅森 早香 /セガサミー・最高位戦   愛称:天才すぎる女雀士 | キャラクター化されているネコのマークのようにツンデレな表情の茅森プロ。youtubeのさ「さやちゃんねる」垣間見るとお酒も好きなようで、飲みながら配信をされていることも。高打点を叩き出し、平均打点はMリーグでもトップクラス。試合の途中までラスだとしても、まだこの先はわからないと期待を持たせてくれます。

19黒沢 咲  /雷電・連盟   愛称:強気のヴィーナス、セレブ | 世田谷の社長令嬢、上智大学卒の才媛ということから漂うセレブ感。雀風にもあらわれ、「安い手なんてあがりませんわ」という感じで手役を大きく育てて、メンゼンリーチでがっつり稼ぐイメージです。ポンやチーをすることが極端に少なく、Mリーグのデータでも副露率は圧巻の32名中の32位。

20石橋 伸洋 /パイレーツ・最高位戦   愛称: 黒いデジタル| 初回のドラフトで最後に呼ばれた「21人目の男」。(2020シーズンで前原雄大プロが勇退されたため、ここでは20番目になっています。)デジタル思考で、捨てた川の見せ方で同卓者を欺くような手法をとったりすることから、キャッチフレーズがついたようです。最近ふっくらしてきましたが、以前は嵐の櫻井くんを少し彷彿するような風貌だったんですよね…。

第2回(2019年)ドラフト指名選手

21内川 幸太郎/サクラナイツ・連盟   愛称:手順マエストロ| 初年度は選ばれなかったものの、Mリーグ開始前あたりから実力がグングン伸び、2018年には自団体のタイトル十段戦に優勝。2年目のドラフトで最初に呼ばれたのは誰もが納得したところだと思います。好みは人それぞれですが、標準的な視線で見ると現Mリーグのイケメン三銃士のひとり。

22岡田 紗佳 /サクラナイツ・連盟   愛称:役満ボディ | 現最年少Mリーガー。2次元を思わせる異次元レベルのスタイルから名づけられたキャッチフレーズ。見た目だけでなく実力も着実につけているとプロの間でも評価は高いようです。Mリーグでの成績も、2019シーズン22位→2020シーズン13位と右肩上がりでした。今季はトップがなかなか獲れず苦戦中でしたが、先日ようやくトップを決め残りシーズン本来の実力を発揮する姿を見せてほしいものです。

23沢崎 誠  /サクラナイツ・連盟   愛称:マムシの沢崎 | 現最年長Mリーガー。粘り強く、息をひそめていたかと思えば大きなアガリを決めたり、どうやってもそのアタリ牌打っちゃうよねぇというところでピタ止めしたりと老獪に魅せる麻雀をしてくれる選手。意外にも鳳凰位のタイトルは獲っていないようです。

24瑞原 明奈 /パイレーツ・最高位戦   愛称:未完の大器、みかん太 | ドラフトで指名されるまで存じ上げなかったのだが、2児のママであることからもネット麻雀天鳳で活躍されていたのだそう。みかん太はその時のハンドルネーム。オフショットの人柄のよさそうなおちゃめな姿とは打って変わって、対局時の視線は鋭い。鳴きを駆使するパイレーツのメンバーの中ではリーチ率が高く、2021年1月現在個人成績トップ。

25丸山 奏子  /ドリブンズ・最高位戦   愛称:まるこ | この方もドラフト以前は存じ上げなかったのだが、ドリブンズのチーム方針で若手育成枠として指名をしたのだそう。ドラフト当時、プロ入り2年目。1~2年目までは登板を10試合とされていて、一部で賛否両論あったが、今年は先日11試合目の登板を果たした。丸山選手の起用で、チームが勢いがつくきっかけになることも多く、これからも出番を期待したいですね。

26日向 藍子 /ABEMAS・最高位戦   愛称:ラブフェニックス、ひなたん | コロナ禍以前のMリーグ初年度は、別会場で観客を入れたパブリックビューイングを開催し、MCを務めていた。早くからyoutuber(ひなたんの麻雀するしない)としても活動しており、2回目のドラフト時はライブ配信で視聴者と共に観戦し、見事ラストに指名されてMリーガーとなった。明るく快活なイメージと反して、雀風は守備的で早くから降り打ちしたりも。今季は不調ながらも、前期・前々期とも唯一マイナスポイントがなかったほどの実力派。配信時に積もった時に、コメント欄は「ちゅも」が羅列するのが定番だが、本人は「ツモ」とちゃんと言っています、とのことです。

第3回(2020年)ドラフト指名選手

27堀 慎吾  /サクラナイツ・協会   愛称:小さな巨人 | 前雀王。辛口でビックマウスなことから本人自ら「ヒール」としての振舞いをしていますが、高い実力は誰しも認めるところなのでファンからはビッグマウスは当然と捉えられ、堀ガールズと呼ばれるファンクラブも存在しています。素顔は子煩悩パパ。

第4回(2021年)ドラフト指名選手

28東城 りお /セガサミー・連盟   愛称:ミスパーフェクト | ビジュアルの高さから、エンターテインメントも兼ねたMリーグとしては満を持して登場の感もあります。A1リーグに所属したこともある和久津選手との入れ替わりということで、ファンからは実力面で賛否あったようですが、髪をバッサリ切って登場し初戦からトップを獲る見せ場の作り方は流石といえますね。現在個人成績15位ですから上々ではないでしょうか!

29本田 朋広 /雷電・連盟   愛称:北陸の役満プリンス | 地方(北陸・富山)在住ながらも近年活躍が増え、ルックスの良さも相まって注目を集めてきた選手です。「風林火山オーディション」でも決勝まで進み、惜しくも優勝まで一歩届かなかったかわりに、雷電からドラフト指名が入りました。雷電の雀風にも合うメンゼン手役派で、キャッチフレーズの通りここぞという時に役満をあがること多数。今季大不調の雷電で、本人も好調の波に乗り切れていないようですが、今季Mリーグ初の役満でも獲って盛り返してほしいと思うファンも多いことでしょう。

30伊達 朱里紗 /コナミ・連盟   愛称:朱きヴァルキュリア| 声優としてのほうが名を知られていたようですが、プロ歴2年目にしてMリーガーに指名されました。プロ歴の浅さを感じられないほど、ぼんやり視聴していてもなんだか強い!Mリーグ史上最高得点の105,500点のトップを獲得したことからも明らかです。

31松ヶ瀬 隆弥 /風林火山・RMU   愛称:繊細なる巨砲 | 団体のトップである多井プロが、自団体の次世代として以前から推していたのが松ヶ瀬選手。いずれ自然の形でもドラフト指名された可能性は高いですが、「風林火山オーディション」にて見事優勝。自らMリーガーの道を切り開きました。どのチームでも中々見られない三連投を既に3回こなしています。個人順位も常に5位以内を確保し、チームの期待通りの活躍と言えるでしょう。料理の腕前が高いことでも知られていて、twitterなどでお目にかかれます。

32二階堂 瑠美 /風林火山・連盟   愛称:天衣無縫 | 二階堂姉妹の姉。対局中の表情の変化を楽しめる選手のひとり。表情が出るタイプの選手は苦しそうな顔をすることが多いのに対し、瑠美プロは終始楽しそうに打ってる感があります。ABEMAプレミアムで見られるオフショットシリーズで楽屋の風景が見られるのですが、瑠美選手がムードメーカーとなり勝っても負けても良い雰囲気になっていることは、加入意義が大きかったのではないかと思っています。

ニナ
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Mリーガーを所属する団体別に分けると、連盟が圧倒的に多く17名、最高位戦10名、協会2名、RMU2名、連合1名となっています。

選手層はもちろんのことですが、団体の営業力やオーナー企業との関係性など様々な要因はあると思います。

個人的に「協会」は、最高位戦と比べても遜色のない選手層はあると思うので、団体の上の方にもう少し頑張っていただきたいです。現雀王の渋川プロ、元雀王の矢島亨プロや金太賢プロ、次こそはの仲林圭プロや宮崎和樹プロなどキャラだちもあるプロが揃っていますし、女流プロにしてもいつ呼ばれてもおかしくない水口美香プロをはじめ、豊後葵プロや佐月麻理子プロや朝倉ゆかりプロなど活躍してくれそうなプロ多数。

新たなオーナー企業が手を挙げて、12チームくらいの編成になったら良いのかもしれませんが。それにはコロナ禍が収束して経済が回り始めることが必至ですね。