50代の美容体感 #5~マスク時代のメイクアップルーティン(2022.2)

50代の美容体感 #5~マスク時代のメイクアップルーティン(2022.2)
ニナ
ニナ

50代の美容体感シリーズ。5回目は前回の朝のスキンケアに続いて、メイクアップルーティンをお届けします。

季節が変わりメイクアップ用品の新色が出るとついつい欲しくなってしまう半ば化粧品コレクター。「顔はひとつ」と自分に言い聞かせ、ご紹介アイテムは2001年の年末から2022年の年始にかけて断捨離をした上での現時点でのメイクアップ用品決定版です。

ベースメイク

スキンケアが終わったら、下地とファンデーションでベースメイク。私の美容方針としては、「スキンケアで素肌を綺麗に整え、補えないところはベースメイクで補正する」ということ。なのでファンデーションに求めるものは、厚塗り感が出なくて、艶のあるシアーな質感が出ることです。となるとどうしてもカバー力は落ちるので、最終補正はコンシーラーで上手にカバーしていく形となります。

日焼け止め兼下地

[ベネフィーク ホワイトUVジーニアス]ベースメイクの下地
ベネフィーク ホワイトUVジーニアス

下地は何種類か持っているのですが、本日使うのは一番最近購入した[ベネフィーク ホワイトUVジーニアス]。医薬部外品でSPF50+・PA++++。メーカーである資生堂が謳っているのは「美白効果&紫外線ダメージを徹底防護する日焼け止め用美容液」。というわけで、公式のHPではスキンケアの最後に使用する位置づけとなっているのです。6600円(税込)。

私のベースメイクを選ぶ基準のひとつが、日焼け止め効果が高いこと。最近のベースメイクは美容成分が配合されているものが多く、それらの成分との兼ね合いがあるのか、日焼け止め指数が低いものが増えているように感じています。美容に気をつかう上で最大のことは紫外線から肌を守ることだと思っているので、SPFの数値の高いものをセレクトするようにしています。もちろんSPFの数値が低い(または全く入っていない)下地の同じシリーズで、日焼け止め専用クリームを大抵発売していますが、性格的にも朝の忙しい時間に1工程増やすのは無理なわけで。

ファンデーション

SUQQU ザリクイドファンデーション
SHISEIDOシンクロスキンセルフリフレッシングファンデーション

昨年の終わり頃から、今年の年明けに気になるファンデーションが発売される情報を得ていたので、1月と2月に2つのリキッドファンデーションを購入。それぞれについてご紹介します。

SHISEIDO シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション

SHISEIDO シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション

1月1日に発売されたのが、こちら。Youtubeで良く見ているメイクアップアーティストの小田切ヒロさんが絶賛していたこともあって注目していました。シンクロスキンシリーズからは艶系の[ラディアントリフティング]とセミマットの[セルフリフレッシング]の2種類が発売されています。

いつもなら艶系一択でしたが、サンプルで両方試して比較した結果、肌むらをあまり感じさせず均一に見えたことが決め手となって、セミマット系の[セルフリフレッシング]を選びました。得てしてカバー力がありマット系のファンデーションは重めに感じやすいのですが、こちらは思った以上に軽い付け心地なことも高いポイントのひとつです。

日常的に使用し始めての感想としては、化粧崩れはほぼ感じず、マスクへの色移りも少なく、つけた感じも自然と正直文句のつけどころがありません。標準色より少し白めの160番を購入。6600円(税込)。

SUQQU ザ リクイド ファンデーション

SUQQU ザ リクイド ファンデーション

去年から発売を楽しみにしていた[SUQQU ザ リクイド ファンデーション]。事前にサンプルをいただいて良さを実感していたので、発売日の翌日に手に入れました。以前から売っていて評判の高い[ザ クリーム ファンデーション]も気にはなっていたのですが、ふたを開けてスパチュラですくうという苦手なジャータイプ。付け心地も大事なのはもちろんのこと、ものぐさな私にとっては使い勝手も購入基準が結構高いのです。今回発売したのはリキッドタイプということもあって、ポンプ式

柔らかいテクスチャーなので、少量でも伸びが良いです。肌の調子が良ければ、半プッシュでも良いかもしれません。程よい艶感と程よいカバー力でバランスの取れた仕上がりになり、憧れの「キレイな素肌の人」感をかもしだしてくれる、と言ったら言い過ぎか…?つけてから数時間たってもスキンケア後のような潤いを保たれており、少なくともお財布を痛めた分だけの高い満足度はもたらしてくれます。

色は全23色もありますが、サンプルでもらった115番よりも少し白めのオークル系の110番を購入。11,000円(税込)。

スポンジ

ロフト 5Pダイヤ形パフ

ファンデーションをどうやってつけるかというのも、メーカーやブランドや商品ごとの推奨がありますし、個人の好みもあると思います。

リキッドファンデーションを使うようになってから色々試してきましたが、結果として現在は「指で伸ばし付けた後に、スポンジで叩きこみながら余分なファンデを落とすと同時になじませる」というやり方で落ち着いています。5~6回リピートしているスポンジの愛用品は、ロフトで売っているロフトブランドの[5Pダイヤ形パフ]。難点は使いはじめのゴム臭ですが、使う前に一度洗うことで和らぎ、使用しているうちに感じなくなります。食器用洗剤で洗って何度も使っています。528円(税込)とコスパ良しです。

眉メイク

眉メイクにつかうアイテムたち

ベースメイクが終わったらアイメイクをする人が多いかもしれません。若い頃整えるために抜いてしまったら生えなくなってしまったこともあり、顔のバランスが取りやすいので眉メイクを先にやります。眉毛は本当に難しいので、試行錯誤を重ねた過程で持っているアイテムもどんどん増えてしまっています。

MY眉 Before After

アイブローペンシル

ニューボーン WブロウEX B8 アッシュブラウン

眉毛を作りこむためのファーストアイテムは、私の場合はペンシルです。選ぶ基準は「つきすぎず、つかなすぎず」。いわゆるデパコス商品では、イヴサンローランのアイブロウペンシルが絶妙の色づきで長く愛用してきましたが、プチプラの質が上がってきたので安くて良い商品を探しまくったところ、[ニューボーン WブロウEX N B8 パウダー&ペンシル&ブラシ]にたどり着きました。ドラッグストアでほぼ取り扱っていますが、なぜかお気に入りのB8(アッシュブラウン)が置いてないお店が多いのが残念。1320円(税込)。

このアイブローペンシルで、まず眉の下側を目の形と平行に描くことで太さを出し、眉山から斜め下向きに書いて長さを出します。このペンシルで8割方、眉毛の形を完成させます。

アイブローパウダー

オンリーミネラル ミネラルスキャンブロウ
ローラメルシエ ポマード アンド パウダー ブロウ デュオ

オレンジパッケージの[ミネラルスキャンブロウ]は、雑誌VOCEなどでよくお見掛けするメイクアップアーティストの長井かおりさん監修のアイブローパウダー。自眉の薄いところを筆で埋めていきます。左側の赤茶色は明るく見えますが、実際に眉を描いてみるとなじみが良い色で浮くことはありません。

黒いパッケージの[ポマードアンドパウダーブロウデュオ]は、名前の通り左側のポマードを眉のベースとして塗り、その上に右のパウダーを重ねて眉を形作るというもの。私の場合はこれだけで眉を形作るのは難しいので、足りない部分に活用したりしています。3630円(税込)。

当初は自前ブラシで良いかと買わなかったのですが、やはり専用ブラシ(上記写真の上のブラシ)[ローラメルシエ ブロウ ブラシ ダブルエンド N]が使い勝手が良いことがわかり後から買い増ししましたが、こちらが案外高くて4620円(税込)。写真下のブラシは、[資生堂 シュエトゥールズ ブロー&ラインブラシ]。眉用に購入しましたが、アイラインを描くのにも使えるらしいです。こちらはお手頃価格で1620円(税込)。

アイブローマスカラ

dejavu アイブロウカラー 2ナチュラルブラウン

眉メイクの最後に、色・形を整えることと落ちにくくするためにアイブローマスカラを塗ります。最近は少し明るめに彩るため、[dejavu アイブロウカラー 2ナチュラルブラウン]を使っています。「少ない量でしっかり密着」ということで、ダマやムラになりにくいといった印象です。先端のブラシが小さく使いやすいです。880円(税込)。

アイメイク

コロナ禍におけるマスクメイクの肝は、目まわり。眉毛を仕上げた後にアイメイクへ移ります。化粧品の買い物で一番楽しく感じるのがアイシャドー。これを言ったら元も子もない気はしますが、ものすごくインパクトのあるアイメイクをしない限り、他人の目にはどのアイシャドーを使っても大きな違いは感じられないかもしれません。しかし、それでも新色が出るたびに心ときめいてしまうのもアイシャドー。「今日は何色にしようかな~」というセレクトの楽しみで、自分の気持ちをあげるために鏡に向かっている気がします。

アイシャドウ

リキッドアイシャドウ

リキッドアイシャドー

時短メイクの時に活躍するのが、リキッドアイシャドー。ベージュのものをアイホール全体に塗り、締め色を目の際にポンポンと置いて指またはブラシで二重の内側に広げ塗って終了するだけでそれなりに仕上がります。

写真の短いものが[シャネル オンブル プルミエール ラック]で2021年の限定色。4290円(税抜)。長いものが[SUQQU グロウ タッチ アイズ]の07光吹。4070円(税抜)。

パウダリーアイシャドウ

パレットアイシャドウ

王道のアイシャドウパレット。左がシャネルの2021年夏の限定パレット。右がディオールのバックステージシリーズの数量限定色005。

基本的にブラシを使って塗ります。写真のブラシがレギュラーで使う4本。

1)写真の金の平筆で、ベージュ系の色をアイホール全体に塗り広げます。ディオールのパレットの上段の真ん中と右側の色をブレンドしても綺麗。2)1で使った同じ色か明るめの艶のある色を目の下の際に黒目から目尻にかけて塗ります。粒の大きいキラキラがあるタイプはおすすめできません。3)写真の赤のブレンディングブラシで少し濃い色を二重の内側に塗り広げた後、二重幅から少し出るくらいにグラデーションをつけます。4)黒の細筆か銀の短い平筆で目の際に締め色をアイラインのように描きます。

通勤時を含む普段のアイメイクは、これで終わりにすることがほとんどです。

アイライナー・ビューラー・マスカラ

アイライナー・ビューラー・マスカラ

アイライナー

アイライナーを使う時は、ひと手間かけることでクッキリさせたいからリキッドタイプが多いです。4本色違いで持っているのが[UZU EYE OPENING LINER]で、1650円(税抜)。[FUJIKO 仕込みアイライナー]は片側が3股に分かれたドットライナーで、目の際にポンポン押し当てることでラインが簡単に描けるというもの。反対側はリキッドライナーで5色展開。

ビューラー

二重なのですがまぶたが厚いためか、まつ毛がしっかりしていて重いためかビューラーはあまりうまく使えたためしがありません。強いて使うなら二重・奥二重さん用に開発された[イミュ アイプチフィットカーラー]を使用。

本気でまつ毛をあげたくなったらまつ毛パーマ一択なのですが、まつ毛が長めなのと鼻が低いせいで運転時にかけるサングラスにまつ毛があたる不利益があるので、そこまで積極的ではないのです。

マスカラ

マスカラを使う頻度は少ないのですが、使用するならロングセラー商品の2つ。[マジョリカマジョルカ ラッシュエキスパンダー リキッドエクステ EX]1320円(税込)と[クリニーク ラッシュ パワー マスカラ ロング ウェアリング フォーミュラ]3850円(税込)。どちらもにじみにくくお湯で落とせて、まつ毛をダマにならずに長く見せてくれることがお気に入りポイントです。

リップ

ディオール アディクト リップ グロウ
KATE ミニリップモンスター

外出時はマスクをつけているので、コロナ禍以来色のつく口紅をつけることはほぼなくなりました。ですが何も塗らないと唇は乾燥してしまいます。[ディオール アディクト リップ グロウ]は唇のケアをしつつ、つける人の唇のphと水分量に合わせてほんのり色づくというもの。潤い感が抜群に良く愛用しています。4290円(税込)。[KATE ミニリップモンスター]はいただき物ですが、「マスクをしても色が落ちにくく、カップにもつきにくい」と謳っているだけのことはある人気商品のミニ版。飲食の時にたまにマスクを外すことはあっても顔色が悪く見えないため当分静かに活躍しそうで、自分でリピート買いをすることになりそうなアイテムです。880円(税込)。

ニナ流メイクアップルーティンのまとめ

  • ベースメイク|下地をしっかりめにつけ、リキッドファンデーションは少なめに使用。足りなければ足すくらいの気持ちでちょうどよい。スポンジで軽く叩きこむことで余分な油分をなくし、なじませる。
  • 眉メイク|アイブローペンシルでおよその形を描き、アイブローパウダーで隙間を埋め、アイブローマスカラで色味をプラスし落ちにくくする。
  • アイメイク|ベージュ系の色をアイホール全体に塗った後、それよりも少し濃い色を二重の内側に塗り広げ、二重の外側までグラデーションにする。目の際に締め色をアイライナーのように描く。時間と気持ちに余裕があれば、ビューラーでまつ毛を上げてマスカラをつける。
  • リップ|保湿がメインになるアイテムを唇に塗る。マスクにつきにくく色落ちがしにくいものなら色付きリップだと気分も上がる。

普段メイクなら仕上がるまでにかかる時間は、だいたい10分強です。その9割がベースと眉メイク。

ニナ
ニナ

早くマスクが外せるようになって、チークやリップの色味も楽しみたいものです。